悲しかったこと2

昨日、同期の一人がサークルを辞めた。悲しかった。同じ役職の人だった。
その子は、いつも自らが引き受ける仕事が大変だ、大変だ、と愚痴を漏らしていた。私達ばかりに負担が降りかかってきて。。。もっと分散させなきゃやってられないよ、みたいな感じだっただろうか。そうした意見に対して僕が真面目に接した記憶は、本当に悔しいけれど、あまり無い。企画委員は大変だけど、執行部なんて大体どこも似たようなものなんだからしょうがないよ、みたいな感じでお茶を濁していた気がする。思えば馬鹿だった。
一個の集団からドロップアウトすると言う行為は、それがどんな理由であれ、残されたものに対する痛切なメッセージを孕んでいる。いつの間にかいなくなっているのとは訳が違う。そしてそのメッセージは、往々にして受け取る側を悲しませる。
その反省を踏まえて、敢えて文句を言いたい。
サークルって、そんなにしんどいものなのか?「何かよくわかんないけど楽しくやる」って言うのが最終目的のはず。部活とも、仕事とも違う。適当に手を抜くと言うことがどうして出来なかったのだろう。やりたくなければサボっておけば良いのだ。過剰な責任感は、執行をつまらなくさせる。後輩の目を気にして、無茶な事や馬鹿騒ぎを差し控える必要も無い。…もっとも、そんな事をしたがる人ではなかったが。


確か時期は一年の冬だったか…「所詮はサークルだ」と割り切る事も必要だ、という3年上の先輩の言葉を今でも思い出す。シニカルな表現だけど、真実味がこもっていた。辞めた子が復帰する事を半ば諦めながら、でも密かに期待しつつ、寝た。