pedoと白昼夢

あまりにも久しぶりの日記で、まぁ心配していた人もそうはいないだろうが、一応元気です。



しかし、この2ヶ月間を振り返ると、元気とは程遠い状態だったこともまた確かなのだ。(今から憂鬱な、超私的な、心の中に溜まったウミを吐き出すような日記が始まるので、よほど興味のある人以外は退屈かつ不快に思うに違いないので注意して欲しい)




…話の始まりは7月の終わりごろにさかのぼるのだが、ちょうどその頃私は風疹に罹患し、全身に赤い発疹が出来、高熱を出したついでに咳が止まらず、結構面倒な状態が続いていたのだった。8月上旬に完治し、上京したのだが、その時に、ふと色々な事が馬鹿馬鹿しくなる瞬間が訪れた。


何が楽しいんだ、自分」というのが最初の感覚だった。続いて喉の下辺りの空気の出入りが悪くなって不意に苦しくなり、続いて猛烈に「後悔」し始め、あらゆることにやる気が出なくなった。断続的にそういう状態が訪れるせいか、大事な人との仲もぎくしゃくして何となく心穏やかで無い状態が8月いっぱいまで続いた。


続いて9月。上旬に身内に不幸があり、告別式に出席した。ここ数年疎遠にしていたものの、別れはやはり悲しく、出棺のときは何度も涙をこぼした。そしてその2,3日後になって、「死」や「殺人」と言った言葉を聞くと急に胸が苦しくなる発作が始まった。そればかりか、葬儀屋の看板を見たり血を見たりするだけでも目が回るような感覚にとらわれ、些細なことで気が動転するようになった。


「差別」とか「人間」とかいった言葉が、何度も耳の中にこだまして、ひどい時は一日中鳴り止まなかった。道を歩くあらゆる人の顔面にそういう言葉がディスプレイされ気色悪くなった。念仏を唱えたところなぜか少し寛解したので、習慣にしていたところ今度はそれが癖になって困った。耳に入る様々な言葉(例えば「いなぎながぬま」とか)が頭の中でいくつかのピースに分解されるようになった。「いな+ぎな+が+ぬま」といったように。それらの言葉からどんどん連想が始まって、頭がいい加減疲れて眠くなるまで続いた。


正直に言ってしんどくなり、昼間からベッドによこたわって気分の回復を待つ日も何日かあった。何か得体の知れない怪物に自我が乗っ取られて汚染されるような、そういう妄想が頻繁に起こり、「もうだめかもしれねぇ」と何回もつぶやいたのだった。



…で、何がきっかけかは不明だが、11月に入って少しずつ気分が回復し始めた。しかしそれに付随してイライラも始まった。事情は良く分からないが、とにかくむかついてしょうがないのだ。昼間は感情をぐっと抑えているので平気だが、夜になると噴出してくる時が時々ある。壁を見るとほんとうに殴りたくなるのだ。そんな時は外に散歩に出て落ち着いてくるのを待つ。チョコラBBを飲み、Marilyn MansonSystem Of A Downを聴いていると癒される。音楽聴いておさまるなら可愛いものだろう…

Mezmerize

Mezmerize

アンチクライスト・スーパースター

アンチクライスト・スーパースター

今になって不思議なのは、9月ごろの、神経症を想起させる症候や、現在の易怒性が何をきっかけにして起こったのか、と言うことだ。もともとそういう気質を備えていたのだろうか。謎である。まるで他人事だが、同じような事が再び起こればとても耐えられないので、脳味噌にまつわる本を中心に鋭意調査している。分かったらまた報告する。多分あまり期待されて無いだろうが、一応。