免許合宿

早速だが携帯で更新してみた。
米沢に来て一週間が経ち、早くも疲れてきた。どうも気分が優れない、そういう時期に突入したようだ。


ただ、環境には満足している。というよりも、満足「しなければならない」か。


気分を崩しているのと引換えに、と言っては変だけど、食欲その他の生物的欲望が亢進して来ており、例えば晩飯は普段の2倍食って全く平気なのだ。おかげで、合宿所のおばちゃん(若干美人)から「特盛のひと」と認識され、何かに付けて余ったおかずなどを分けてもらえるようになった。まるで自宅。少食の人に理解してもらう事は難しいが、飯が好きなだけ食えると言うことは、それだけで最大限の称賛に値する素晴らしい美点である、とここで言っておこう。


ちなみに適性検査を受けてみた所、社会的成熟度と虚飾性、過敏性のパラメータが良くなかった。虚飾とは、「自分探し」や「自己分析」を嘲笑し「敢えて」の精神に殉じる、つまりは作為によって対象との距離を保ち、そうやって宙吊りになった自己を「作為」そのものとして逆説的に肯定することを指している‥はず。見えている自己を好きなように操作する、アイロニカルな精神と言える。


もしかすると、アイロニー(皮肉)とはつまり「死ぬまでガキのままでいたい」という不遜で、端的に不可能な欲求の別名なのかもしれない。自らに潜む内省的な気質、あるいは寂寥感すら、馬鹿げたフィクションとして一蹴する、それが「強がりなガキ」に出来る唯一の善後策、とでも言っておくことにする。


明日は仮免の試験。あと一週間で合宿も終わりだ。