レギュラー辞任

半年続けていた塾のテスト講師の仕事を一旦辞任する事になった。仕事といっても全く微々たるもので、事務所内でもほんと下っ端の中の下っ端だったが、それでもわずかながらの教訓は得たつもり。
そういうのをいちいち書くと説教臭くなるのでここでは書かない。ただ、ミスばっかりして情けなくて何だか泣きたくなったときも、事務員の方が慰めてくれたりしたのが救いだった。多分そういうのが無かったら、今頃会社自体辞めていたと思う。(そういえば僕の上役だったおっさんがいつの間にか辞めていて驚いた事があった。塾講師は意外に不安定な職業だな、とその時思った。)
昼間は新宿に行って少し遊んだ。ビリヤードしながら「今年の夏休みこそは何か行動を起こさなあかんな…」とガキみたいに喋っていた。明らかに何かに駆り立てられている。「世間並み」に大学生活を謳歌したい、というひどく平凡な願望に頭の中が支配されているのが自分でも可笑しい。真夏の渋谷センター街に充満する、熱に浮かされたような虚無と活力の混合の前には、生半可な知識や教養など所詮無力なのだろう。とりあえず眠くなって来たのでニシンを焼いて食って寝る。