犬吠

ヒマだったので18切符を使い犬吠岬に行く。一帯には薄く靄がかかり、また台風が近づいていたためか波が信じられないくらい高く、何かが海の向こうから現れそうな、そんな不穏な気配が漂っていた。ただ、往復に使った銚子電鉄は、ぼくの勝手な思惑をよそにいつも通りの緩慢な運行に終始していた。
ヒマだったのでそこから我孫子、水戸、小山、横浜を通って鶴見線に乗る。日曜深夜の鶴見線は不気味。浜川崎駅界隈など、Vシネマに使われてもおかしくないくらいの不気味さを辺りに充満させていた。(雨降ってたし)